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「炎のメモリー」 シャロン・サラ 

炎のメモリー炎のメモリー
シャロン サラ Sharon Sala 小川 孝江

ハーレクイン 2000-04
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<あらすじ *ネタバレあり*>
ホリーは木の上で目を覚ました。
なぜこんな所にいるのか分からない。
それどころか、自分が誰かも分からなかった。
傷だらけになりながらも木から降り、近くのキャビンに逃げ込んだ。

そのキャビンはジャスティス家の持ち物だった。
キャビンを訪れたローマンを思いもよらぬものが待ち受けていた。
それは、記憶を失った女性と100万ドルの大金だった。

ローマンはやぶれたジーンズからのぞく下着の模様にちなんで、彼女をデイジーと呼ぶことにした。
悪夢に怯えるデイジーを慰めるうちに、ローマンは彼女を愛するようになった。
デイジーも同じ想いだった。

その後、デイジーの身元が判明した。
彼女はラスベガスの大富豪の娘ホリーで、婚約者がいるという。
ローマンは嫌がるホリーに別れを告げ、彼女を父親に引き渡した。
記憶を失ったままのホリーは不安だった。
婚約者だという男性は信頼できないし、大金の謎も不明なままだ。
ローマンに側にいて欲しい。
ホリーの願いはそれだけだった。

<感想>
この作品、大好きです。
今まで読んだラブストリームの中で一番好きだと言っても過言ではないと思います。
その理由は・・・切ないから。

愛し合う二人のお話ですから、想いが伝わらないという片思いの切なさとは違う切なさです。
それは、人を愛するがゆえの切なさ。

大好きな人と一緒にいるのに、ふと不安を、孤独を覚える。
相手を、幸せな時間を、幸せな気持ちを失うことを恐れる。
甘いのに苦しい、そんな気持ちになったことはありませんか?

記憶を失っているヒロインは、自分がどんな人間なのか、ヒーローに愛される資格のある人間なのか不安を覚えます。
もしかしたら泥棒かもしれない。
もしかしたら誰かの妻かもしれない。
今日は愛を交わせても、明日は別れなければならない二人なのかもしれない。
でも、今の自分は彼を愛しているし、その気持ちに嘘偽りはない。
ヒロインはためらうヒーローにこう言います。

「わたしをあきらめないで。」

(;_;) グスングスン

事件の真相は早い段階で判明します。
その後の登場人物の駆け引きが中心になる展開は、『刑事コロンボ』のようかも

海外ミステリー好きの私にとっては、正直に言ってラブストリームのミステリーはとってつけたような展開が多くて読み応えに欠けることが多いです。
でも、シャロン・サラは事件の設定・展開・解決がスムーズで上手くまとめているなあと思います。
しかも、ロマンス部分がしっかりしているというか、ロマンスも充分に堪能できる。
人気が出るのも納得です。

彼女の作品の中でも、私が一番好きなのがこの「炎のメモリー」。
ヒーローも頼りがいがあって魅力的ですが。
ほんと、ロマンス部分が甘くて切なくて・・・(  ̄- ̄)トオイメ←ひたっているらしい

<キーワード>
記憶喪失、私立探偵(ヒーロー)、三兄弟(ヒーロー)

<作品>
「炎のメモリー」(LS86)
原題:Roman's Heart
出版社:ハーレクイン
著者:シャロン・サラ
発行年月 2000年4月(原書1998年)

<スピンオフ情報>
「女相続人ケイシー」:ジャスティス家次男・ライダーのお話
「天使を拾った夜」:ジャスティス家長男・ロイヤルのお話

<再販情報>
リクエスト(HR98)で再販されています。
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コメント

こんにちは!
ジャスティス兄弟のシリーズでは、一作目の「女相続人ケイシー」が好きです。実は他の2作はあまり覚えていないのです。レビューを読んで、そーいえばそんな話だったなぁ、と思い出しました。
このあたりの切ないお話好きです。再読してみようかなぁ。

そういえば、この辺の切なさで思い出すのがヒストリカルのキャサリン・アーチャー「偽りの婚礼」とジャクリーン・ネイヴィン「ヴァイキングの誇り」です。もし未読なら機会があれば、読んでみてください。
かなり古い作品ですがバーバラ・デリンスキーの「恋するダニカ」も重いですが、このあたりの切なさが好きでした〜。

コメントありがとうLove(* ̄▽ ̄*)Love

今晩は〜。お返事遅くなってごめんなさい!

私は炎>ケイシー>天使の順かなあ。
この作品が初シャロン・サラだったので印象深いのかもしれません。

片思いの切なさを描いた作品は多いけれど、人を愛するがゆえの切なさを描いた秀作はあまりないような気がします。
カテゴリーロマンスの分量では難しいのかしら。

「偽りの婚礼」「ヴァイキングの誇り」は持ってます。読むのが楽しみです!
情報ありがとうございました。

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こんにちは!
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もし、不都合でしたら、リンク削除しますので、ご連絡ください。m(__)m

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