「生きかえった花嫁」 テリー・ブリズビン 

生きかえった花嫁生きかえった花嫁
テリー ブリズビン Terri Brisbin 井上 碧

ハーレクイン 2005-12
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<あらすじ *ネタバレあり*>
ウィリアムは過去を捨て、オリック卿に仕えていた。
ある日、ウィリアムは森の中でめちゃくちゃに傷ついた女性を保護した。
ウィリアムの必死の看病が功を奏し、ついに女性が意識を取り戻した。
だが、彼女は記憶をなくしていた・・・

ウィリアムは彼女をイザベルと呼ぶことにした。
上品な物腰のイザベルはどこかの貴族の娘に違いない。

ウィリアムはイザベルに強く惹かれていた。
だが、醜い過去を背負った彼は彼女にはふさわしくない。
ウィリアムはイザベルを領主に預けることにした。

<感想>
泣けます。
ワンワン泣けるわけではありませんが、涙が浮かんできました。

前作「女伯爵の名誉」では悪役だったヒーロー・ウィリアム。
陰謀渦巻く時代の流れに巻き込まれたためとはいえ、深い罪を背負っています。
『わたしは多くの過ちを犯し、多くの人間がわたしの代わりにその代償を払った。』
罪を深く深く悔い、愛する人を思い、苦悩するヒーローの姿に目頭が熱くなりました。

自分が生きているのには、彼女が生きているのには、そして二人が出会ったことには何か意味がある。
苦しみの中に一筋の希望を見出したヒーローはヒロインを深く愛するようになります。

「君をいつもそばに置いておきたい。」
その後、ヒーローは熱烈に求愛活動に励みます。
そう文字通り熱烈に(*・・*) ポッ

ヒロインの記憶が戻らないままに愛し合うようになった二人。
ところが、この記憶が、過去が二人を引き裂きます。

ヒロインの前歴といい、ヒーローの過去といい、かなり過酷です。
それでも、ヒーローが物語の冒頭からヒロインに尽くし、彼女を愛する姿に感動しました。
悲惨な過去を背負っているからこそ、二人のロマンスを幸せを心から願えるような気がしました。

<キーワード>
尽くし系ヒーロー中世、記憶喪失

<作品>
「生きかえった花嫁」(HS239)
原題:The Norman's Bride
出版社:ハーレクイン
著者:テリー・ブリズビン
発行日:2006年1月(原書2004年)

<スピンオフ情報>
「女伯爵の名誉」:ヒーローの過去が分かります
好評の(どこで?)lukの“勝手に命名”のコーナーです。

わたくし、これまでも勝手に作品の題名を考え、好評をいただいてまいりました(だから、どこで?)。
今回は題名ではなく、キャッチフレーズ(というのですか、裏表紙あらすじの冒頭に書いてある太字の部分ね)を考えました。

裏表紙のあらすじって、内容とずれていたり、プロローグのみで「確かに始まりはそうだけど、お話の中心はちがうから〜」と思うことがありませんか?
以前ティーパーティで編集さんにお聞きしたところ、「締め切りの関係で作品全体を読めないことがある。」とおっしゃっていました。

閑話休題。

では、発表しま〜す。ジャジャジャジャーン!!!






『記憶を、過去を取り戻したいヒロイン。記憶を、過去を捨て去りたいヒーロー。二人の未来の行く先は・・・。』
↑なにぶん小心者ゆえ・・・(笑)

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