「血塗られた爵位」 ジャクリーン・ネイヴィン
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<あらすじ *ネタバレあり*>
馬車が谷に転落し、公爵夫妻が亡くなった。
そこで、故公爵夫人の従姉妹・クロエは、遺された幼い子供たちの面倒を見るために、ストラスメア公爵家へやってきたのだった。
だが、新公爵のジャレスはクロエの教育方針が気に入らない。
姪たちは公爵家のレディとして育てなければならない。
それなのに、クロエは泥遊びなど庶民のような遊びをさせている。
ジャレスは、厳格にしつけるようクロエに命じた。
ところが、クロエはジャレスの命令に従おうとしない。
そんなクロエに対し、憤りとともに、憧れにも似た気持ちを抱くジャレスだった。
そして、その想いはいつしか愛へと育っていった。
しかし、使用人に過ぎないクロエとは結婚できない。
ジャレスは母・公爵夫人の望む相手と結婚しようとしていた。
<感想>
兄の突然の死により、爵位を継ぐことになったヒーロー。
格式と体面を重んじる母親に息が詰まるような生活を強いられます。
自分を押し殺す日々。
かつて兄が苦しんだように、息の詰まる生活に苦悩するヒーロー。
彼にとって、自由にそして素直に生きるヒロインは手の届かない夜空の星のような存在です。
愛を確かめあったにもかかわらず、責任のために一度はヒロインを捨てたヒーロー。
ですが、気の進まない婚約の後、とうとう爆発してしまいます。
いや、目が覚めたというのでしょうか(笑)。
19世紀物の中には、身分違いの恋を描いた作品は少なくありません。
でも、この作品ほどヒーローが苦悩する作品はなかったように思います。
19世紀の貴族社会の雰囲気を味わいたいという方に♪
そして、亡兄の遺児が、ヒーローとヒロインの愛情を受けて悲しみを乗り越える情景は、ちょっとウルウルです。
<作品>
「血塗られた爵位」(HS159)
原題:Strathmere's Bride
出版社:ハ−レクイン
著者:ジャクリ−ン・ネイヴィン
発行日:2003年5月(原書1999年)
<スピンオフ情報>
「眠れる美女」:ジャレスの花嫁候補・ヘレナのお話
- [2005/10/10 17:04]
- ハーレクイン・ヒストリカル |
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