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不運なデビュタントシリーズ ジュリア・ロンドン 

Desperate Debutantes Series

1 The Hazards of Hunting a Duke / 危険な公爵を夫にする方法
The Hazards of Hunting a Duke (Desperate Debutantes)危険な公爵を夫にする方法 (ラズベリーブックス)



2 The Perils of Pursuing a Prince / 危険なプリンスと恋に落ちる方法
The Perils of Pursuing a Prince (Desperate Debutantes)危険なプリンスと恋に落ちる方法 (ラズベリーブックス)



3 The Dangers of Deceiving a Viscount
The Dangers of Deceiving a Viscount (Desperate Debutantes)

「謎めいた後見人」 ゲイル・ウィルソン 

謎めいた後見人 (ハーレクイン・ヒストリカル (HS142))謎めいた後見人 (ハーレクイン・ヒストリカル (HS142))
ゲイル・ウィルソン

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<あらすじ *ネタバレあり*>
イアン・シンクレアはポルトガルでの戦いで重傷を負い、祖国に帰国した。
片足は不自由で、胸には弾片を抱えたままだ。
イアンが重傷を負う原因となったダーリントン大佐が亡くなった。
なんと彼は、娘の後見人にイアンを指名していた。

もうすぐクリスマスだ。
幼い少女が寄宿学校で休暇を過ごすことになるとは忍びない。
アン・ダーリントンを迎えに行ったイアンは予想を裏切られた。
アンはもうすぐ二十歳になる大人の女性だったのだ。

アンに望ましい結婚相手を見つけよう。
イアンは兄嫁エリザベスの助けを借りて、アンを社交界にデビューさせることにした。
さっそく、アンに求婚者が現れた。

<感想>
ゲイル・ウィルソンのシンクレア兄弟三部作の二作目、二男イアンのお話です。

実は、わたくし、長男デア伯爵のお話「夜が明けるまで」は読んでおりません。
お友達から、シンクレア兄弟は面白いんだけど、ちょっと・・・というポイントがあるので注意して、と聞いていたので、ちらっと読んでみたました。
どうやら、私の好きではない、ヒロインに辛い事情があるようだったので、読むのをやめました。

こちらの「謎めいた後見人」は大丈夫そうだったし、実際、最後の30頁までは、すっごくすっごく面白かったです。
しかしながら、最後の30頁に(私が思うに)余計なことが起きまして・・・むむむ。
やっぱり、ロマンス小説、なかでもハーレクインはどこまでもご都合主義というか、ヒーローはピンチに間に合わないといけないと思うのですよ。わたくしは。

と、先に不満を述べましたが、それ以外は、もう、とても面白かったです。
大雑把にまとめますと、ヒーロー片思いもの。
ヒロインも片思い(と思っているのですが)、ヒロインを愛するヒーローが、自分の想いを抑え込み、ヒロインに尽くすという、なんとも( ̄m ̄*)ムフフな展開なのです。

寄宿学校から戻る際に、暴漢に襲われた二人。
ヒーローは不自由な足を酷使して、ヒロインを守ろうとします。
ヒロインは、思うように動けないヒーローを何とか助けようとします。
雪の中で抱き合う二人がとてもロマンチック( ̄m ̄*)ムフフ。

ロンドンの街で暴徒に襲われた時にも、身を呈してヒロインを守るヒーロー。
逃げることも反撃することもできず、ヒロインに覆いかぶさって殴られるヒーローに、思わず涙が浮かびます。

愛しているからこそ、幸せになってほしいとヒロインの幸せを願うヒーロー。
いつ弾片が動いて心臓に達し死が訪れるか分からない自分には、ヒロインを愛する資格はないとあきれめています。
そのため、ヒロインが愛を告白しても、拒否してしまいます(≧ヘ≦)エー!

そんな状況をひっくり返すためには、インパクトのある事件が必要だったのかもしれません。
うん、きっとそうだ。と、思うことにします(笑)。

訳がいいのかもしれませんが、イアンは、言動がとても紳士的で、育ちの良さを感じさせる、貴族らしいヒーローです。
不自由な体を張って、ヒロインを守るとする姿勢も、素晴らしい!
原題「Anne's Perfect Husband」(アンの完璧な夫)は、まさにそのとおり。ぴったりの題名です。
私の中ではbest of リージェンシー・ヒーローです!

<作品>
「謎めいた後見人」(HS−142)
原題:Anne’s perfect husband
出版社:ハーレクイン
著者:ゲイル・ウィルソン 
発行日:2002年8月(原書2001年)

<スピンオフ情報>
「夜が明けるまで」:シンクレア兄弟、長男のデア伯爵夫婦のお話
「スペインの奇跡」:シンクレア兄弟、三男のセバスチャンのお話

<再版情報>
ハーレクイン・リクエストで再版されています。
謎めいた後見人―シンデレラに憧れて (ハーレクイン・リクエスト)謎めいた後見人―シンデレラに憧れて (ハーレクイン・リクエスト)
Gayle Wilson 下山 由美

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「いとしきボディガード」 リアン・バンクス 

いとしきボディガード (ハーレクイン・ディザイア)いとしきボディガード (ハーレクイン・ディザイア)
Leanne Banks 日向 由美

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<あらすじ *ネタバレあり*>
ダラの名付け親ハリソンが大統領選に出馬することになった。
ダラは、ハリソンの広告塔として、数々の集会に参加し、マスコミに登場していた。
ある日、集会でダラに向かって瓶が投げつけられたため、彼女にボディガードがつくことになった。

ダラのボディガード、リッジ・ジャクソンはハリソンの落とし子だった。
リッジはダラに惹かれたが、彼女は憎いハリソンの名付け子だ。
近づいてはならないと自分に言い聞かせるものの、ダラに惹かれる想いを抑えることはできなかった。

<感想>
率直なヒロインが( ̄ー ̄)b グッ!
ヒーローを愛するようになり、愛情を率直に伝えています。
相手を愛する気持ちに抗う・・・という作品が多い中、自分の気持ちに素直に向き合うヒロインがとても好印象でした。
私は実生活でも率直な人が好きなので、小説の登場人物も率直な方が共感を持ちやすく、作品も楽しめます。

色々と言い訳をして自分の気持ちを否定したり障害を回避したりするより、自分の気持ちや障害のあることを認め、それと向き合う。
向き合った上で、障害を乗り越えるか回避するかという選択をする。
気持ちや障害と向き合うこと、選択することは、とても辛く苦しい場合があります。
人生は選択の繰り返しだから、辛く苦しいことが続きます。
良い結果が出なければ苦しみはつのります。
だからこそ、良い結果が出たときは嬉しいし、幸せを感じることができるのだと思います。
良い結果が出るのは数回に一回しかないかもしれない。
一回のために何度も失敗するからこそ、成功の喜びは大きく、次の選択へ挑戦する勇気を与えてくれます。
選択を回避する行動には勇気が感じられない。
勇気のない行動は応援することもできず、ただ見ているしかない。

自分の気持ちを否定し、障害を隠す主人公には、勇気が感じられません。
だから、応援できない。共感できない。
作品を楽しめない。ただ、文字を追うだけになってしまう。

あ〜、だから私は中世ものが好きなんだな〜、とこの記事を書きながら改めて気が付きました。
中世ものの作品の多くは、早い段階でヒロインとヒーローが愛し合うようになり、力を合わせて困難に立ち向かうという内容のものが多いような気がします。

閑話休題。

この作品のヒーロー、リッジも実父への憎しみにこだわり、ヒロインへの気持ちを押さえ込もうとします。
そのこだわりがある事件の時に、ふっと解消します。
この「ふっと」が曲者で(笑)。
なんだかご都合主義だな〜という作品もありますが、今回は「そうだよな〜。」と納得できました。
う〜ん、納得というのとも違うかな〜。
究極的な場面で、こだわりがふっと消えていく。
私は“あり”だと思いました。そういうことはあるな、と。
だから、今回はOK(笑)。

最後に、ひとこと。ネタバレになるので、続きを読むに書きますね。

<作品>
「いとしきボディガード」(D−1221)
原題:Ridge:The Avenger
出版社:ハーレクイン
著者:リアン・バンクス 
発行日:2008年4月(原書1996年)


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「仮面のプリンス」 クリスティン・リマー 

仮面のプリンス―バイキングの花嫁たち (シルエット・スペシャル・エディション)仮面のプリンス―バイキングの花嫁たち (シルエット・スペシャル・エディション)
Christine Rimmer 麻生 ミキ

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<あらすじ *ネタバレあり*>
ダルシーは親友ブリットの結婚式に参列するため、グランドリアにやってきた。
そこでブリットの兄、ヴァルブランドに一目ぼれしてしまう。
彼もブリットに惹かれているようだ。
しかし、ブリットは二人の恋に反対する。
身分が違うというだ。
それだけではなく、ヴァルブランドに関する秘密があるらしい・・・

<感想>
王子であるヴァルブランドは次期国王と期待されています。
第一作目「白夜のプリンセス」では、王女との恋という身分違いものでしたが、今回は王子との恋という身分違いものになっています。
グランドリアでは、王子が外国人と結婚すると王位継承権が失われることになっている、というのが今回の“壁”です。
結婚式が終わって帰国するまでの恋だからと国王を納得させ(?)、付き合うことになった二人ですが…

一方、前作「宿命の出会い」から続く陰謀は、まだ解決していません。
それが、ヴァルブランドの抱える秘密です。
まず、王位に就くための伝統的な航海に出かけて行方不明なり、長い間生死が不明だった彼の秘密が明らかになります。
これが、(何度も書いて恐縮ですが)架空の王国、王子の恋、ピンクの表紙(しつこい?)からは想像できない残酷な内容で…
さらには、陰謀に巻き込まれて命を狙われたヒロインが…という場面もあり、この作品にたどり着くまでに少しずつ免疫ができていたものの、「そこまでやる?」と確認したくなるような(誰に?笑)気持ちになりました。
クリスティン・リマーってサスペンス的なものも書く方なんですね〜。

前作の感想でも書きましたが、このシリーズは是非通して読んで頂きたいと思います。
まず、グランドリアがどういう国なのか、どんな文化・慣習なのかということが、第一作目から説明されていくので、後の方の作品は前からのつながりで読んだ方が分かりやすいと思います。
次に、両親が離れて暮らすようになった理由、行方不明の兄、何やら陰謀があるらしいということも、シリーズを通して次第に明らかになっていきます。
最後に、通して読むことで、ロマンティックな内容、スリリングな内容という異なる面白さが味わえるシリーズになっています。

<キーワード>
身分違い

<作品>
「仮面のプリンス」〜バイキングの花嫁たち(N1094)
原題:The Man Behind the Mask
著者:クリスティン・リマー
出版社:ハーレクイン
発行日:2006年2月(原書2004年)

<スピンオフ情報>
「白夜のプリンセス」:三つ子の妹、エリのお話
「月下のあやまち」:三つ子の妹、リヴのお話
「宿命の出会い」:三つ子の妹、ブリットのお話


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